森のようちえん指導者養成「焚き火マスター基礎講座」燃えに燃えました!
森のようちえんの現場に焚き火は欠かせません。調理、暖房、安らぎ、遊びなどなど火は私たちに様々なものをもたらしてくれます。もしかしたら「木育」の中心的な存在なのかもしれません。そんな「焚き火」をテーマに県内で活動する森のようちえんの指導者向けの基礎講習を2月6日に開催しました。
講師は、近頃ブームの”ブッシュクラフト”の講習会で引っ張りだこの人気講師、ワイルド・アンド・ネイティブの川口拓さん。イケメンかつユーモアたっぷりの講座展開に、参加者も大喜びでした。
まずは前半は「人間が生きていく上で重要な要素」の並べ替えクイズからスタート。
シェルター・水・食べ物・空気・火 のうち優先順に並べてもらいます。普段考えてもいなかったような質問に、参加者も「はっ」とさせられていました。みなさん分かりますか?
お次は、ティピ型の焚き火のレクチャー。
単なる技術だけでなく、ネイティブアメリカンの考え方、捉え方や、「火の赤ちゃん」の食べ物である薪をどのようにして食べさせてあげたら良いかをじっくりと学びました。技術的なことと思想的なことのバランスがとても心地よいあんばいでした。
森に入って、森全体を感じながらも焚き木になる小枝を拾いながらじっくりと歩きます。そしてすべての準備が整った段階で、各自一人一焚き火づくりに挑戦。小さな火を起こして、燃え尽きるまでをじっくりと楽しみます。
そして最後は、焚き火の跡が全く残らないような片付け。
大地とつながりながら火と語らう、そんな言葉がぴったりな1日でした。
なんちゃって先生 萩原ナバ裕作