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2018年01月20日(土)

第5回岐阜県域農林業教育システム研究発表交流会

岐阜大学で岐阜県内の農林関係の高校や専門学校が集まり、お互いの研究成果を発表する大会が行われました。

今年で第5回目ですが、年々発表の数が増え、発表のレベルが高くなっているとのことです。

 

森林文化アカデミーからも林業コース、林産業コースから1事例ずつの発表を行いました。

 

エンジニア科 福本君、木藤君

よく切れるチェンソーの目立てについて

発表時間は持ち時間3分ちょうどです。発表の練習をした成果が出ていました。

審査員の先生が、聴講者にチェンソーを使ったことがあるかどうか聞いたところ、皆さんあまりないとのこと。

 

質問ではなぜ自分で研いだ刃はすぐ切れ味が落ちるのに、なぜ林業の現場の人が研いだ刃は長続きするのか、という質問が。

 

「上刃や横刃の目立て角が鋭角になると、当初は切れるが刃先が痛むのが速い、林業の現場の人の中にはあえて角度を低くして研いでいる人もいる。」としっかり質問に答えていました。

 

 

エンジニア科 平川君

木部の「灰汁洗い」の研究

実際の曝露試験材を持ち込んで発表です。そもそも灰汁洗いがどんなものなのか一目瞭然でした。

灰汁洗いについての技術を後世に伝えていかないとと感じている平川君にとって、灰汁洗いの効果や意義をしっかり聴衆に伝えることが出来ていました。

 

他にも高校の演習林での施業結果についての報告や竹材の新たな利用方法の開発など、とても面白い研究がたくさんありました。発表交流会をすることによって、お互いの研究を知り、刺激を受け、また新たな研究テーマの設定にもつながるとてもいい場となりました。