「森のようちえん&プレーパーク実習」&「課題研究」〜 社会とつながる実習場 “morinos” 〜
いよいよ1学期がスタートしました。
1年生は新たな学びの刺激に日々目をキラキラさせながら、
目まぐるしくも充実した日々を過ごしているかと思います。
2年生はというと、少しずつ卒業に向けたスイッチが入り始めているようです。
そして気のせいか、顔つきまで変わってくるんです!?
というのも、たった2年間しかない森林文化アカデミーの学生にとって、
2年生になった瞬間、卒業という現実が突然目の前に現れてくるからです。
自分は本当に何をしたいのか、何者なのかを真剣に考え、そして自ら定めた
ゴールに向かってはばたいていくための「つばさ」と「筋力」を身につけるべく、
より一層リアルな実践をし始めるのです。
そんな時、森林環境教育専攻の学生にとって、強い味方になっているのが、学内にある
森林総合教育センター「morinos」です。
週末のmorinosひろばで実際の親子を相手に活動ができるインターンシッププログラムや
平日、アカデミーの演習林で活動している野外自主保育「森のだんごむし」、そしてmorino
de vanによる出前プログラム「森のじかん」など、毎日のように社会とつながる実践現場
が当たり前のように展開しています。
今年2年生になった”かびごん”こと山本佳穂さんは、先日はmorinosの出前プログラムの
ひとつ「森のじかん」の活動としてみやま保育園(山県市)を午前中訪問したあと、
午後は同じく「森のじかん」で活動するためのフィールドの整備のために蜂屋小学校
(美濃加茂市)を訪れ、さらに翌日にはアカデミーの演習林で活動している野外自主保育
「森のだんごむし」の現場で子どもたちと1日過ごしながら、その合間に枯木や枯れ枝の
処理を行うという「超リアルな現場実習のはしご」をこなしていました。
その時の様子はこちらのブログをご覧ください。
「森のじかん」~みやま保育園~ https://morinos.net/report/14104/
「子どもたちが遊ぶ森を整備する」https://www.forest.ac.jp/academy-archives/environment_0425/
こうした日々異なる現場がイベントではなく当たり前にあることで、知らず知らずのうちに
学生たちはからだ全体で感覚や技術を吸収し、将来のための確実な血や肉としています。
そんなことを体験できる現場 morinosが学内にある森林文化アカデミーは本当に贅沢な学び
場だなぁと改めて思います。
そうそう、得をしているのはアカデミー生だけではありません。
学生たちと出会う子どもたちや先生や保護者たちもまた、様々な刺激を受けているようです。
近代化による「効率化」のために子どもから大人まで年齢ごとに分断されて日々
過ごすことが当たり前の現代社会。
その結果、かつて子どもも大人も暮らしながら「混ざり合い、共に育つ」という
人間本来のあり方を失ってしまったようです。
でもそんな空間が、森林文化アカデミーには当たり前にあります。
森を舞台に子どもから大人までが混ざり合い、学び合う。
これからの時代に必要な「新しくて懐かしい教育のスタイル」だと日々の
こうした現場を見るたびに、私は確信しています。
なんちゃってせんせい 萩原・ナバ・裕作