現場合わせを楽しむ:森林空間利用実習2
森林での活動の可能性を広げる為
クリエーターの林業専攻の科目では2021年から「森林空間利用実習」を行っています
過去の様子は
2023年 をご覧ください
さて、この施設にはアカデミーの学生と共に作り上げた施設が複数ありますが
今年は過去に作成したツリーデッキを改良すべく現地へ向かいました
2021年にアカデミーの全専攻の学生が関わって作ったデッキですが
より活用しやすい様に上にアクセスする階段を造設することになりました
「階段をつくる」建築専攻の学生が自力建設でほとりの櫓を施工しましたが、林業専攻の学生にとってはあまり実感がわかない中、教員から「現場合わせで」という、分かるような分からないような指示で各セッションに分かれて作業を開始。
キャンプ場の管理人であると同時に大工の経歴も併せ持つ本田さんにより基礎となる部分の加工と階段の桁部分の加工の指導
各セッション思い思いに仕上げていきます
チェーンソーで行う製材
その間に
夜はキャンプ場で森を堪能
ニホンジカの発情期ということもあり、デッキの上でたたずんでいるとオスジカの鳴き声が遠くから近づいてくることも感じる事が出来ました
翌朝には雨が降りましたが、さすがはアカデミーの学生
雨も楽しむことが出来ます
今年も実習にご協力いただきましたWoodMatchMの本田さん
貴重な機会と場を提供いただきありがとうございました!
自然に戻る素材を利用する考え方。セルフビルドで自ら作ったキャンプ場の経験から「作ったものが思ったようにいっていなかったとしても、不思議と時間と共に馴染んで空間にマッチするんだよ」のコメントは学生にとってよき学びとなった事でしょう。
報告:新津裕(YUTA)