地域林業に触れる：En1地見学実習
エンジニア科の「地域見学実習」では、連携協定を結んでいる中津川市様の協力で
宿泊実習を行いました。見学先は『加子母』です。ここ加子母には、林業・木材市場・製材工場・式年遷宮で使用される木材を伐り出す備林など様々な見どころがあります。
まずはアカデミーのクリエーター科OBでもあり加子母出身の中島創造さんから
加子母についての基礎情報をレクチャーしていただき、森の所有形態の特徴や完結型の地域林業についてを理解したうえで、現地見学がはじまりました。
中島工務店「大黒柱の山」での解説
加子母森林組合の安江参事から木材市場の現状を伺いました
買い手となる梅田製材の社長から木材の目利きについて伺います
梅田製材で市場から購入した木材が加工される流れを見学
緑の雇用の研修生と合同で中島社長の案内で中島工務店工場を見学
有害捕獲で捕獲したニホンジカ。捕獲者は森林組合の組合長でした
夜は中津川で活躍するアカデミーOBが５名も合流して交流しました
2日目
かしも明治座で地域の文化と地域の力に触れました。
ガイドの前川氏による案内で木曽ひのき備林を巡ります
２代目大ヒノキのまえで記念撮影。道中も非常に興味深い森林です
最後にOpenしたばかりの「なかつがわ森の木遊館」の見学
工程を見て頂いて分かるように1泊２日にしてはボリューム満点な内容ですが、これらの施設や森林の川上から川下と文化が地域の中でまとまっている事も「加子母」という地域の魅力なのではないでしょうか。また研修を通じて地域の人々の温かいつながりも感じる事が出来ました。
半年間学んできたアカデミーの学生にとって机上ではない地域に根付いた森林や木材に触れる2日間どのように受け止められたのかはこれからの楽しみにしたいと思います。
最後に機会を提供くださった中津川市の林業振興課の皆さま
コーディネートをしてくださった
NPO法人かしも村の伊藤様・中島様 本当にありがとうございました
NPO法人かしも村の伊藤様
報告：新津裕（YUTA）