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2024年11月10日(日)

【研修報告】木材塗装セミナーに参加しました

木造建築専攻・講師の石原です。

先日、岐阜県生活技術研究所で開催された「木材塗装セミナー」に参加してきました。

(主催:岐阜県職業能力開発協会、共催:岐阜県生活技術研究所、飛騨木工連合会)

このセミナーは1級技能士、すなわち木工のプロが対象なのですが、

講師の補助スタッフということで、傍らで聴講させてもらいました。

講師は木材塗装研究会・キャピタルペイント(株)の長澤良一氏です。

長年、木材塗料の開発に携わってきた方です。

今回のセミナーは「水性塗料と塗装について」学ぶことが目的です。

昨今、欧州ではVOC規制の観点から、水性塗料が主流になってきています。

日本においても、建築現場では水性塗料が普及してきましたが、家具(木工)用途には普及していないのが実情です。

まずは、座学にて水性塗料に関する基本的な知識を学びます。

長澤先生の江戸っ子口調は耳に残ります。

実際に、塗装の練習も行います。

刷毛塗りの方法のみならず、刷毛のメンテンナンス方法なども教えて頂きました。

実際にスツールに水性ウレタン塗装を行います。

なお、塗装練習用のスツールは澤田桐有氏(柏木工㈱、飛騨木工連合会技能開発委員会相談役)に準備していただきました。

・・・かなり本格的です。

これだけの大人数で一斉に作業しても、臭気はほとんど感じません。

作業環境の向上は水性塗料の大きな長所です。

刷毛塗の後、スプレー塗装も行います。

受講生の方は全員1級技能士。

水性塗料の特徴をすぐさま理解して、適切に塗装します。さすがプロです。

・・・なお、私(石原)も塗装に挑戦しましたが、門前の小僧になれず。

なかなか上手にはいきません(ですので、ブログに写真は載せれません(苦笑))。

最後は講師を含めた参加者全員で講習を振り返ります。水性塗料と塗装について、みっちり学習できた2日間でした。

 
休日にも関わらず研鑽を積まれていた受講者各位に敬意を示すと共に、
貴重な機会を提供してくださった、講師の長澤氏と開催関係者各位に深謝いたします。
 
講師 石原 亘