岐阜駅で翔楓祭のPRと分散展示
<2024.11.3> アカデミーの文化祭「翔楓祭」の宣伝のため、JR岐阜駅前で行われた「ぎふ信長まつり」にブース出展をしてきました。
ブースでは、明宝歴史民俗資料館(郡上市)の貴重な民具をお借りして、「分散展示」を実施。森林環境教育の授業「ソーシャルデザイン」で学生のみなさんが作成したパネルを、題材となった民具と共に展示します。
昔の葬儀のパネルを見た方は、
「昔、高山でも同じように運んでいた。子供の頃参列した記憶があります」
と、当時の思い出を語られていました。
また御供物の展示では、ご主人が韓国の方という方から、
「韓国のお葬式でも、食べ物を高く積み上げていますね」
とのお話を伺いました。
民具を通して、様々な地域の風習や暮らしの話が聞けるのも「分散展示」の魅力です。
ブースの外では、林業専攻2年生の後藤さんは「板を見る展」を実施。アカデミーの学内で、腐りが入って除伐されたホオノキを、板に製材したものを展示していました。
木が持つ様々な魅力を、板を通して見て、触って、様々な角度から見つけてほしいというもの。
大人はもちろん「木が好き」という小さなお子さんまで、多くの人が立ち止まって板に触れていきます。多くの人が行き交う街の喧騒の中で、穏やかな時間が流れる空間が生まれていました。
森の魅力を伝えようとしたミニワークショップも好評で、約20名の方に参加いただきました。
当日持ち込んだヒノキの葉は、数日前に明宝小学校の授業で間伐したものから採取。森のめぐみを活かしながら、都会で森の魅力を伝えます。
もちろん、「翔楓祭」のPRもしっかり。チラシを配る三輪さん(木造建築2年)は、今年のポスターに合わせた「青の鬼」のお面を自腹購入して登場!たくさんの人が興味をもって、チラシを手にしていってくださいました。
アカデミーやmorinosを知っている人もいましたが、初めてアカデミーを知ったという方がほとんど。中には環境のまちづくりのことを学んでいるという大学生や、明石から兄弟で来たという小学生も立ち寄ってくれました。
森のこと、そして岐阜県が運営するユニークな学校「森林文化アカデミー」に興味をもってくれたら嬉しいです。
本番の「翔楓祭」は11月9日(土)、11月10日(日)開催。
体験や食べ物など、40近い様々な企画が目白押しです。ぜひ遊びにいらしてください。
「翔楓祭」特設サイトは こちら
(森林環境教育専攻 小林)