皆伐跡地の更新調査を行いました
クリエーター科林業専攻2年生の「森林施業演習」を実施しました。
今回の実習では、飛騨市で2020年に皆伐された広葉樹林がどのように更新されているのかを確認するために、天然更新の状況を調査しました。
この場所では、2021年の森林施業演習の時間にも先輩が皆伐直後にどのような樹木が生えているのか調査を行っています。この時は、まだ背の低い植物しかなかったのですが、
今回は、人の頭がなんとかわかるような状態です。周辺の植物をかき分けながら進みます。
この中でどのような樹種が大きくなっているのか、どの樹種がたくさんあるのかを確認するため、樹種を見分けながら樹高を測ります。
どんな樹種があるかわかりますか?
今回の実習の中では1m×50mの調査地を1m四方の調査区50個に分割し調査しました。
この場所に出てくるほとんどの樹種は樹木の同定の実習で見たことのあるものばかりなのですが、実際に調査として記録をしようと思うと少し自信がないようで、なかなか進んでいきません。最初は夕方までに50個終わるのか不安になっていましたが、2つ3つと調査を終わらせるとだんだんと調査スピードが速くなり何とか終了することができました。さすが、樹木同定の実習の成果がでてきています。
さて、どんな樹種が大きくなっていたのでしょうか。調査をした学生は、なんとなく解っていると思いますが、具体的な数値はデータを解析してみないとわかりません。今後のデータ解析が楽しみです。
みなさん、暑い中お疲れ様でした。
また、飛騨市の方からは調査のサポートをしていただきました。大変ありがとうございました。
林業専攻 大洞