【木工教育機関 3校合同PJ】②混成チームでデザイン検討
6月1日、板蔵ファクトリーでの課題出し、岐阜銘木協同組合の見学を終えた3校の学生たちは、美濃市の森林文化アカデミーへ。
3校の教員たちから、テーブル脚のデザインや構造についての講義を受けました。森林たくみ塾はオークヴィレッジ、飛騨職人学舎は飛騨産業のテーブルについて、それぞれ解説してもらいました。森林文化アカデミーの私からは、海外の事例なども含めていろいろなデザインを紹介。
その後、9人の学生が3つのチームに分かれました。この合同プロジェクト授業は学校対抗ではなく、あえて混成チームにして学生同士交流してもらうのも目的なのです。
その日の夜はアカデミーの宿泊施設に泊まってみんなで交流会。翌日はアカデミーの施設見学。簡易製材などを体験しました。こうして3校を順番に訪問しながら進めていくのも、このプロジェクト授業の特徴です。
学生だけでなく教員も刺激を受けるようで、アカデミーの施設や学生の作品を見た他校の教員は、「うちももっといろいろな教育をやろうかなあ」とつぶやいていました。3校それぞれに強みがあり、ユニークな教育を実践しています。だからこそ、隣の芝生が青く見えるのかも。
久津輪 雅(木工・教授)