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2024年08月01日(木)

キャンプカウンセラー実習 「夏のもりもり キャンプ」

森林環境教育専攻の学生が企画運営の中心となり、エンジニア科の
1年生2年生と一緒に展開する「キャンプカウンセラー実習」が
今年も開催されました。

舞台となったのは、毎年恒例の「夏のもりもり キャンプ」
20年近く続くこの夏の子ども向けキャンプは、森と子どもをつなぐ
原点として長年実施されてきました。実際、このキャンプ経験者が
アカデミーに入学してくるケースが毎年のように続いています。

年々こうした体験の機会のニーズが高まっていて、
今年はなんと受付開始5分で定員をはるかに超える申し込みが。。
スタッフや体制を増強しての開催となり、7月21日〜23日と、7月
26日〜28日の2回(2泊3日を2本)の開催で、合計117名の小中学生
が参加してくれました。

今年は学生の参加希望者(選択の授業なので自由参加)も非常に多く
毎回総勢40名程度のスタッフ体制で実施しました。

キッチンボランティアのお母さん同伴のお子さんたちを含めると
幼児から60代までの100名が、同じ釜の飯を食いながら過ごす
それはそれはまるで森のとなりの小さな村のような空間の誕生です。

そんな雰囲気の中、子どもたちは自由に過ごします。
森で寝たり、川で遊んだり、ウォータースライダーを作ったり、
自由な工作をしたり、歌を歌ったり、自分たちでお店屋さんごっこ
をしたり。。ヤギとヒヨコのお世話と野菜の収穫もありました。
そうした中、子どもたちはやりたいことを自分で決めて自由に遊びます。

学生たちはというと、そんな子どもたちひとりひとりじっくりと
向き合いながら、日々過ごします。学生が子どもたちに伝えることもあれば
子どもたちの言動から学生が学ぶこともたくさんあります。
小さな村の中で、子どもも大人も、人として共に成長していきます。

ふりかえりの時間では、
涙ながらに自分の心のうちや成長、障壁を語る学生、
子どもたちから気づかせてもらったことを語る学生、
自分自身がとにかく子どものようになって楽しめたという学生、
森の空間の教育や成長の場としての可能性を語る学生、

ここで気づいた将来の方向性を発表する学生、
林業に興味があって学校に入学したけれど、今後こう
した子どもの教育や空間利用にも活動の幅を広げたいと語る学生
など、
それぞれが子どもという鏡を通して、自分自身をしっかりと見つめ、
成長させていたことを改めて感じました。

森は、人間をより良い方向へ本来の方向へと自然に導いてくれる
魔法のゆりかごのような空間なのかもしれません。

キャンプ自体の報告は、以下のリンクにある「morinosの報告ブログ」
にあります。興味のある方は、是非こちらもご覧ください。

https://morinos.net/report/12537/

 

なんちゃって先生

萩原・ナバ・裕作