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2024年07月29日(月)

【手計算で挑戦!】 木造の許容応力度計算

実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「木造建築の許容応力度計算演習」を開催しました。この一連の研修は全5回となっていて、モデルプランに基づいて構造計算をひととおり実施する研修となっています。

第3回は『柱の長期軸力について』、『柱頭柱脚接合部について』、『横架材端部接合部について』、『柱の座屈と面外風圧力について』を研修しました。構造架構の構成の仕方によって、同じ個所の部材であっても生じる部材応力をコントロールできることなどを研修しました。また、柱の設計(柱の長期軸力算定)、柱頭・柱脚の接合部の検討、水平構面外周横架材端部の検定、柱の設計(座屈に対する検討)について、手計算による演習をおこないました。

研修の様子

柱の座屈については、「柱の小径」という形で仕様規定に組み込まれていることを研修しました。「柱の小径」の規定は2025年の改正建築基準法で改定予定情報も含めて研修しました。

研修の様子

回を追うごとに、徐々に構造計算らしいむずかしさを参加者の皆さんは感じ始めているのではないでしょうか。しかし、研修は折り返し地点に到達しています。あと残りの研修を楽しみながら受講していただけますと幸いです。

教授  小原 勝彦