【木工専攻 授業レポート】手工具１・ノコギリとノミでホゾ加工

1年生の「手工具１」の授業。手前の２本の角材の一方にノミで四角いホゾ穴を開け、もう一方にノコギリとノミでホゾをつけます。接合部分を手工具だけで正確に作るのは、なかなか難しいのです。

指導するのは森林たくみ塾の製作部長、平野良尚さん（右端）。自身も森林たくみ塾卒業で2007年から母校で指導をしています（今年はいろいろな思惑があり、他校から講師を迎えました）。

森林たくみ塾の実習も、中心は機械加工。でも、刃物が木を切削する原理を理解したり、機械ではできない加工をしたりする時のために手工具を学びます。それは森林文化アカデミーも同じです。

たくみ塾が輩出するのは主に家具職人であるのに対し、アカデミーは木育、グリーンウッドワーク、伝統工芸など出口が多様です。それぞれの学校の特徴を生かしながら、技術交流によって岐阜県全体の木工教育のレベルアップを図っていきたいと考えています。

木工教員・久津輪