【これからの木造建築構造を考える】既存木造建築物の生物劣化対策
既存木造建築物の生物劣化対策をテーマとした専門技術者研修「これからの木造建築構造を考える」(第2回)を開催しました。話題提供は大村 和香子氏(京都大学 教授)です。
木材の基本的性質から木材の腐朽について講義をしていただきました。さらに蟻害を含む虫害全般について講義をしていただきました。それらの生物劣化対策についても講義をしていただきました。
腐朽している木材や虫害を受けている木材の現物の他、本日早朝に大村先生が朝捕りなさった新鮮なイエシロアリもお持ちいただきました。参加者全員で現物をじっくり観察させていただきました。
参加者の方々の関心が高い生物劣化であるため、非常に活発なディスカッションとなりました。
これからの木造建築構造のあり方について、生物劣化とその対策の観点から考えることができた研修内容となりました。
教授 小原 勝彦