桂川 晃 -桧のポテンシャルを最大限引き出す天然乾燥製材-
プロフィール
森林文化アカデミー エンジニア科17期生
現在:株式会社 東桧
質問1)どんな仕事をしていますか?
株式会社東桧では、桧の天然乾燥をメインに製材をしています。
普段は原木市場へ仕入れ、製材、納品の製品出し、現場への納品、建前など様々な事をしています。
東桧では特一から役物まで、2m〜6m以上の柱、梁、桁、1枚板などを天然乾燥しています。
人口乾燥と違い天然乾燥は使用出来るようになるまで1年近く掛かります。なので常にいつ注文が来るかわからない在庫を大量にストックする必要があり、保管しておく土地も必要というデメリットがあります。
そのため日本でも桧の天然乾燥をやっている製材所は数社しかないと思ってます。
しかし、天然乾燥は時間は掛かりますが、色、艶、香りがとてもよく、桧の良さを1番引き出せる乾燥方法だと僕は思っています。
さらに乾燥機を使わない事で環境にも優しい乾燥方法です。
基本的に在庫を作る製材をしてるので木一本一本の個性を最大限に引き出せるように常に木と真剣に向き合い製材をしています。
質問2)アカデミーに入ったきっかけは?
小学生の頃から将来は製材をすると決めていたので山や林産物利用、木工など幅広い知識を得るために森林文化アカデミーに進学しました。
質問3)今に生きているアカデミーの学びは?
山から木工製品、林産物利用など様々な事を学びましたが特に大工合宿が勉強になりました。
どのように加工するのかを知る事が出来たのでそれに向けての素材生産をどのようにすると良いのか考える良い経験になりました。
(2024年インタビュー)