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2024年05月24日(金)

「樹の人たちのぽいぽい材で森を盛り上げるものづくり」イベント報告①〜森づくり編〜 

準備期間約半年!学生有志5人が主体となって、企画協⼒に「モノづくりの民主化」を実現する会社 V U I L D 株式会社(https://vuild.co.jp)!プロデュースに木材・林業業界を斬り込むラジオ番組「ちょうどいい木材ラジオ」(https://chodoii-zaimoku-radio.studio.site) が加わっていただいたイベントが開催されました。 

 

予定定員を大幅に超える30人以上の応募が殺到し、定員を増やしての開催となりました。 それでも定員の関係でお断りせざるを得なかった希望者の皆様、大変申し訳ありませんでした。

 

 林業・林産業界の先の見えない閉塞感を打破するために、森に行き、普段捨てられてしまう「ぽいぽい材」で「森を楽しくするモノづくり」をしてみませんか? 

 

 「森って楽しい」「木は面白い」「森のことを本気で考えたい!」といった森に関わる熱い想いをみなさんと共有し、形にしたい!と本気で考えている森林文化アカデミーが、林業・林産業界関係者限定のイベントを企画しました。 

 イベント詳細は、こちらのイベントページをご覧ください。 

https://www.forest.ac.jp/events/forest0329/ 

 

本イベントの特徴は、川上から川下まで、専門分野が揃う森林文化アカデミーだからこそ出来る、「森づくり」「製材」「ものづくり」を、異業種の方々とチームになり、ひとつながりで体験・実践が出来ることです。 

 

今回の活動報告では、その中の「森づくり」のパートをご紹介します。 

参加者同士での交流・アイスブレイク

 

 まず、森に向かう前に、アイスブレイクを実施しました。 

今回のイベントの目的の一つとして、異業界の方との交流があったので、参加者同士の交流をしていただきました。 

 

和やかな雰囲気で、とても楽しそうでした! 

演習林で、間伐の見学

 

その後森に移動し、ヒノキの間伐を見学していただきました。 

今回間伐したヒノキは、シカによる皮剥ぎ被害を受けた木で、根本の方には「シミ」が入ってしまっている木を伐採しました。 

 

これだけ大勢に見守られながらの伐採は初めてだったので、かなり緊張しました(汗) 

無事かかり木にもならず安全に伐倒できて良かったです。 

 

伐倒後の造材

 

続きまして、伐倒した木の造材です。こちらのパートでは、林業従事者がどんなことに気を付けて造材をしているのか?どういった部分が「ぽいぽい材」になるのか?を説明しながら造材をしました。参加者からも色々と質問をいただき、興味津々でありがたかったです。 

 

 

伐倒した木の観察

 

そして、最後に伐倒した木の根株や造材した丸太を皆さんに見ていただき、シミや腐りなど木の欠点を見ました。また、支障木として伐採したアオハダを木工に使いたい!など皆さん思い思いに森の中で意見交換や交流をしていただきました。 

 

安全に山での工程が終わり、ほっとしました。 

そして、引き続き今回伐採したヒノキの根株を運搬し、製材するパートに移るので、続きの報告に移ります。 

 

森と木のクリエーター科林業専攻2年生 小林建太