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2024年04月17日(水)

未来の森づくりプロジェクトその2「広葉樹の森づくり」③ 〜伐採・苗植え後編〜

こんにちは!林業専攻の後藤です。

今回は、広葉樹の苗植えについてご報告します。

 

植えるのは、トチノキ、キハダ、サワグルミ、オニグルミ。
アカデミーの先生が育てられた苗木を頂き、山に運びます。

苗木の掘り取り作業

植える場所も、それぞれの樹種の特性を考え、土壌の湿り気や日の当たり加減を考慮して決めました。

斜面上部にはオニグルミとキハダ、下部にはトチノキとサワグルミを植え付けます。
2m間隔で、約20cmほど穴を堀り、丁寧に植えます。

植え付けの様子

芽吹いてからでは枯れる可能性が高いことも調べ、植え付けが間に合うかヒヤヒヤしていましたが、なんとか良い時期に植えることが出来ました。

苗木の写真

さて、まだまだ作業は続きます。

森に関わる人々の頭を悩ますあの動物…そう、鹿対策です。
アカデミーにもたくさん出没し、昨年私たちが入学した際に植林したスギやヒノキの苗木はあらかた食べられてしまいました…。

同じ悲劇を繰り返さないためにも、早めの対策が必要です。
ニホンジカ、そしてウサギの食害防止のため、ネット張りを行います。

獣害ネット

獣害対策ネットを張った様子

こちらも作業に必死すぎて、ネットを張る最中の写真がありませんでした…!

支柱が無かったため、除伐したカシの木から支柱と杭を作ったり、リサイクル品ネットのため、穴をつぎはぎしたりと、こちらも大変な作業でした。
また、ネットが絡まって解けず、足をネットに引っ掛けて転ぶ学生が出るなど現場は混乱を極めました。

「獣害対策にネットを張る」言ってしまえば簡単そうに聞こえますが、その手間や労力は、体験してみなければ分からないと実感しました。

冬から春にかけての作業はこれにて一旦終了です。
手伝って下さった先生方、同級生のみんなに感謝です。
鹿避けネットの状態はまだ不完全のため、修復しつつ、苗木の成長過程を今後も報告していきます!

終わり