彫刻刃物の技術伝承を考える車座集会
2023年3月29日(水)、高山市の日下部民藝館にて「彫刻刃物の技術伝承を考える会」を開催しました。
これは岐阜県文化伝承課が2019年度から実施している「匠の技を支える道具の保存伝承事業」の一環で、伝統建築や木工の手道具を作る鍛冶職人の中でも特に高齢化・減少が著しい彫刻刃物の鍛冶職人の現状について共有し、共に考えるための集会です。一刀彫や仏像の彫師、木工家、家具メーカー、木工系学校の教員、県内外の鍛冶職人、関の刃物メーカー、県内外の刃物店、県庁(地域産業課と文化伝承課)や市役所職員など50人が聴講しました。
登壇者は以下の方々です。
森田直樹さん(3代目千代鶴貞秀、鉋鍛冶職人、兵庫県)
西禎恒さん(鉋台職人、兵庫県)
門脇豊さん(公益財団法人美術院 研究部長)
(※門脇さんは急遽ご欠席のため、発表資料を代読)
コーディネーターを森林文化アカデミー木工教員の久津輪 雅が務めました。
以下のリンクから報告書全文をダウンロードしてお読みいただけます。
彫刻刃物の技術伝承を考える車座集会報告書
また、第1部と第2部に分けて動画を公開していますので、こちらをご覧いただくこともできます。
第1部(1時間33分)
第2部(1時間18分)
この事業に関連する過去の報告書もダウンロードしてお読みいただけます。
鍛冶フェス・パネルディスカッション報告書 2019
森林文化を支える鍛冶・部品職人データブック2019-2020