木造建築の新しいかたち(その76)木質構造に関する住育の取り組み
実務者のスキルアップをする住育:専門技術者研修「木造建築の許容応力度計算演習」を開催しました。この一連の研修は全10回となっていて、モデルプランに基づいて構造計算を手計算でひととおり実施する研修となっています。仕事帰りに「ひと勉強」ということで、各回18:00~21:00に開催しています。
第5回は前回に引き続き『柱軸力の算定』および『梁上耐力壁の許容せん断耐力の低減計算』について開催しました。
構造計算に入る前の準備計算であり、壁量計算の概念には無い構造計算特有の概念の1つです。構造計画をする際には、梁上耐力壁にならないように計画するのですが、どうしても梁上耐力壁となってしまった場合の考え方となります。
皆さん一生懸命、演習を実施していました。
准教授 小原 勝彦