地鎮祭~土地の神様へご挨拶~(自力建設2023 ほとりの櫓)
8月が終わり、少しずつ夏が過ぎようとしている気配を感じられた、9月1日に地鎮祭を執り行いました。
本年度の自力建設は高所作業でこれまで以上に危険を伴うことや、学内の多くの人が使う場所であるということもあり、昨年度まで以上により本格的な地鎮祭を執り行おうということで、私がウェディングプランナー時代にお世話になっていた、名古屋市北区にある『別小江神社(わけおえじんじゃ)』の禰宜である兼子さまに地鎮祭の流れや祝詞などをご教示いただきました。
事前に校内に自生するサカキを剪定し玉串を作成したり、禰宜さんがお祓いの時に使う大幣(おおぬさ)を手作りしたり、紙垂を作成するなど、手作りながらも本格的に準備を進めていきました♪
こちらが当日のセッティングの様子。
なかなか本格的ですよね!
司会進行・宮司役は私三輪が行いました。
神前式での宮司さんや巫女さんの様子を思い起こしながら、緊張しながらもなんとか取り仕切ることができました…
そもそも地鎮祭というと、土地の神様を鎮めるというイメージがありますが、こばけん先生曰く、土地の神様に対して、この土地を使わせてもらうことに対する挨拶や感謝をする意味合いがあるそうです!このことを地鎮祭直前にお話しくださったのでより気持ちがこもったいい儀式になりました。
まずはお供えや出席者のお祓いから始まります。
続いて神籬(ひもろぎ)へ降神の儀
※神籬:神様の依り代となるもの
その後は祝詞奏上で神様へご挨拶や安全祈願をいたします。
続いて四方祓い(切麻散米ともいうそうです)で土地を清めていきます。
施主の津田先生や副棟梁である中村さんも儀式に参加です。
切った半紙をお清めの塩やお米とともに散布するなどの方法が主流だそうですが、
今回は少し簡略化したスタイルで、四隅にお清めのお酒・お塩・お米を散布いたしました。
そして刈り初め・穿ち初め・鍬入れの儀です。
施行を模した儀式を行うことで工事の安全を祈ります。
つづいて玉串奉典です。
授業の合間を縫ってお越しくださった先生方にも玉串奉典にご参加いただきました!
そして最後に昇神の儀で無事結びとなります。
※神社さんによって軽微な差はあるようです。
一つ一つの儀式を真剣に行っていると、霊験あらたかな空気が漂い、身の引き締まる想いがしました♪
区切りとしてとても大切な儀式であるというお話は聞いていましたが、執り行ってよかったとしみじみと思います。
最後に、様々な情報でお力添えをくださいました別小江神社様、本当にありがとうございました!
★別小江神社様HP⇒https://wakeoe.com/
※素敵な御朱印を書いてくださる神社さんです♪
木造建築専攻1年 三輪
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