きのこの原木を伐採しました!
アカデミーのクリエーター科林業専攻とエンジニア科の実習では毎年きのこの原木栽培の実習を行なっています。
今回、その実習に用いる原木をクリエーター科林業専攻の学生と教員で伐採し、調達したので報告します。
アカデミーは既に冬休みに入っているので学生有志へのオプション実習としての作業となります。林業専攻の教員も総動員で充実した指導をうけながらの作業ができました。
演習林とアカデミー構内の2班に分かれての作業。演習林ではコナラ、アベマキ、ヤマザクラを、構内では大径のコナラとアカメガシワを伐採しました。
演習林では作業道に張り出すように傾いた木もありましたが、ロープをかけるなどして安全に倒すことができました。またきのこ原木として使うため樹皮などをあまり傷つけないように作業する必要があります。安全のためには当たり前のことですが、利用目的も念頭に入れて焦らず丁寧な作業をすることも良い経験となりました。
アカデミー構内の現場ではコナラの大径木を伐採しました。ここでは学内にある数少ないザイフリボクが被圧されて生長が抑制されていたので、コナラを伐ることで光環境を改善することも意図しています。こちらは大径なので杉本先生の技術が頼みの綱です。木に登ったり、大型林業機械の力を借りながら安全に倒すことができました。根元は大径すぎてきのこの原木には使いにくいですが(マイタケの原木栽培には割材して使うことはできます)、今回は炭や薪などに利用することになりそうです。
この個体だけで原木も十分な量が得られましたが、林内が明るくなってザイフリボクにも光が当たるようになりました。今後の生長が楽しみです。
また今回伐採したコナラ、アベマキはシイタケ栽培に、ヤマザクラはムキタケ栽培に、アカメガシワはヒラタケ栽培にそれぞれ用いる予定です。ご協力いただいた学生と教員の皆さま、お疲れ様でした(林業専攻教員 津田)