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2023年12月21日(木)

丁張り、遣り方(自力建設2023 ほとりの櫓)

大工合宿がひと段落したのも束の間

建物の配置の確認と基礎工事の準備のために丁張(遣り方)を行いました。

丁張の作業の目的は建物の配置を正確に導き出すこと。

また、水平を出すことで高さの基準も取ります。

 

※通常は木杭と貫を使って水平を出しますが

既存建築物に囲われた敷地のため余分にスペースが取れず、板を直接打ちつけています。

 

まずはレーザー水平器を使って墨を出し

木の板を水平に打ち付けていきます。

次はレーザー水平器で垂直を出し、平面に矩(直角のこと)が出ているかを確認。

その後、通り芯を予定地に順番に落とし込んでいきます。

水糸に触れると芯がずれてしまうため慎重な作業です。

最後は対角の距離を計り、直角が出ているか確認。

職人さんにご指導いただきながら

なんとか無事に「ほとりの櫓」の配置を出すことができました。

また、今回現場を改めて確認していると既存建築物との取り合い部で

設計変更が必要なことも判明。

 

既存との関わりにおいてはまだまだ思い至らず、

そういった経験も貴重な学びとして吸収しながら

建て方に向けて図面や木材の手配を修正していく予定です。

 

基礎工事はまだ始まったばかり。

建設予定地が道路から離れているため

資材の運搬には体力が求められそう。

気合い入れて頑張ります!

 

森と木のクリエーター科 木造建築専攻1年 岩本

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