ドイツ&デンマーク森林環境教育視察ツアー報告会 実施しました
森林文化アカデミーはドイツ・ロッテンブルク林業大学(HFR)と連携協定を組んでいます。
(詳しくは:https://www.forest.ac.jp/about/abroad/hfr-net-0/ )
その連携協定のもと、森林環境教育をテーマに学生3名を引率し、2023年9月16日〜10月1日
の約2週間にわたりドイツとデンマークを視察してきました。
視察先は2週間で20箇所とかなりハードなスケジュールでしたが、今回もまた非常に素敵な
現場と人々との出会いがありました。
訪問先は、ユースファーム、森林教育センター、クラインガルテン、放課後自然学校、
森のようちえん、環境教育センター、森のリサイクルアート、などなど、森の空間を活用した
教育の現場や、アートの現場、そしてそれらをきっかけとしたコミュニティ作りの現場を
各活動団体の代表や運営スタッフから直接話を聞きながらの訪問となりました。
また途中、ボンで開催された「ヨーロッパ森林教育集会」にも参加。ヨーロッパ各地から
集まった森林教育指導者らとの交流を深めることができたとともに、ワークショップでは
新たな森林教育の手法をリアルに体験することもできました。学生たちもかなり多くの
刺激を受けてきたようです。
そんな超充実した森林環境教育視察ツアーの報告会を、翔楓祭1日目の夜、morinosで開催しました。当日は、学生はもちろん、卒業生や、HPを見て知ったという一般の親子連れの方たちも聞きに来てくれたのが嬉しかったです。合わせて40名程度の会となりました。
温かい聴衆に見守られ、学生たちは、今回の数ある訪問先の中から、特に印象に残った現場についてそれぞれが報告をしてくれました。
途中、現地で出会った素敵な人たちのことを思い出し、涙ぐむ場面も。。。
ハードなスケジュールでしたが、現場で、リアルに人と出会い、体験し、語り合い、
心を通じ合わせてきた今回の視察ツアーを通して、学生それぞれの今後の人生にむけた
大きな学びと気づきを得ることができたようです。
これからも、現代社会の様々な課題を解決すべく、幼児期から大人まで、全ての人づくりを
森の空間を舞台に展開し一人でも多くの「魂ある人材」を世の中に送り出していきたいと
強く感じた一夜でした。
また、ドイツだけでなく、同じ意識やゴールを見据えて活動する世界中の仲間たちと
心と心でつながりながらそれぞれができることを力一杯実践し、日本だけでなく、
世界全体を森を舞台に持続可能でHappyな社会へとシフトしていきたいと思ったナバでした。
なんちゃって先生 萩原ナバ裕作