サマーセミナー2023報告②
【サマーセミナー2日目】9月19日(火)
2日目、ロッテンブルク大学へバスで移動し、午前中は同大学のHein教授(ドイツの森林と林学について)と岩手大学の真坂教授(日本林学とウルシ生産に関する研究発表)から講義をうけます。講義は英語で行われるため通訳はありません。
講義をうける教室
午後は、Hein教授に大学構内を案内していただき、その後演習林にて講義を受けます。
ロッテンブルク大学では狩猟も行っており自前の立派な解体加工所があります。
こちらはバイオマスの燃焼実験設備(袋から見えているのはバーク)
大学の建物は中世まで遡る歴史的建造物
Hein教授による演習林の説明風景
大学の演習林入口(本来の植生はブナだが人の手が入っており大きな木はオーク(ナラ)が多いです。気候変動により、高温と乾燥が進みつつあり将来的にはオークが優先するとも)
いただいたロッテンブルク大学演習林の地図(青:オーク、緑:ブナ)
演習林の一角の林床(本来の優占種であるブナの実生が多数)
演習林内での講義風景(胸高直径や樹高、下枝高さなどからこのオークの価値を試算中)
講義風景その2(画面中央の成長木に対して伐るべき支障木はどれ?)
択伐を行うには光のコントロールや強風対策など考慮するべきことがいくつも。
演習林の林床で見かけたコケと出てきたばかりのシダ
明日は、LenningenにあるSchopflocher Alb自然保護センターとBissingenにある果樹園を訪れます。テーマは「里山風景」です。
報告:クリエーター科1年 瀬下 真弘