木造建築専攻vs林業専攻
木造建築の新しいかたち(その229)木質構造に関する住育の取り組み
木造建築専攻の学生と教員が活動している各プロジェクトの進捗状況や学生の課題研究に関する情報共有の場として「木造建築専攻ゼミ」を月に1~2回程度開催しています。
10月の専攻ゼミには、林業専攻の学生と教員をお招きし、林業、製材、乾燥から木造建築に至る分野(川上、川中、川下)の情報交換会を行いました。
林業専攻の学生から出材量とその販売価格について、立木時の予測値と市場販売時の実際の数値の比較検討の報告がありました。木造建築専攻の学生からは自力建設における丸太から製品に関する一連の作業について説明がありました。上田先生からは木材の製材、乾燥に関して説明がありました。
当初20分~30分程度の情報交換のイメージでしたが、蓋を開けてみると2時間を超えるほど、それぞれ説明後の質疑応答が活発に行われ、タイトルのとおり「木造建築専攻 vs 林業専攻」の熱い激論が交わされました。非常に有意義な専攻ゼミとなりました。
(林業の学生さんおよび先生方が懲り懲りでなければ・・・)再びこのような機会を持てたらいいと考えています。今度は建築専攻の学生と教員が林業専攻ゼミへ乱入をさせてもらおうかな?
末筆ながら、御発表いただいた学生さんは情報提供をありがとうございました。また、御参加していただいた学生および教員の皆様につきましては、大変お疲れ様でございました。
教授 小原 勝彦