2023年10月23日(月)

木のおべんとう箱展　2023　製作レポート⑦

2023年10月27日(金) 28日 (土) 29日 (日)の3日間、美濃市うだつの上がる町並みで開催されるミノマチヤマーケットと同時開催で「木のおべんとう箱展」と題して、木工専攻の学生7人が製作した弁当箱の展示・販売を致します。

７人の学生が製作したお弁当箱はどんな想いで作られたんでしょうか、それぞれにレポートしてもらいました。

「MASUBEN」～製作秘話～

私は桝の形をしたお弁当箱を製作しました。

名付けて“MASUBEN（ますべん）”です。

MASUBENは縦長3段弁当箱で、それぞれ別の樹種を使っています。

使った樹種は、“ホオノキ・キハダ・ウダイカンバ”です。

お弁当袋を使わず、リュックやビジネスバッグの端に入れて持ち運びします。

というのも私自身お弁当袋を持ち運ぶことが手が塞がるため嫌いでした。

他の皆さんも同じ気持ちではないかなとアンケートをとり、そういった声も多く

ありましたので製作に至りました。

レーザー加工器を使ってMASUBEN 最大の特徴である凹凸状に切り出します。

底板をつけるための溝をルーターマシンという機械を使って掘っていきます。

この時にレーザー加工の段階で切れ目を入れておくことで綺麗に掘ることができます。

溝を掘った部材を組み立て、底板をつけたら桝の形になります。

組み上がった桝を綺麗に整えるためやすりがけをし、そのままではあまりにも無骨なため角を丸く加工し可愛らしく仕上げました。

全ての加工が終了したものを塗装し、MASUBENの完成です。

岐阜県立森林文化アカデミー木工専攻2年　寺島　基

おべんとう箱の製作過程などInstagramでも発信しています。

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