長良川の和船技術継承を考えるミーティング
2015年、長良川の鵜飼漁をはじめとする流域の伝統的な農林水産業や関連する工芸が、国連食糧農業機関(FAO)より「世界農業遺産」に認定されました。また長良川の鵜飼漁の技術は、国の重要無形民俗文化財に指定されました。
鵜飼をはじめとする漁に欠かせないのが木造の和船です。特に長良川の和船は、他の流域がスギで作られるのに対し、コウヤマキで作られているなど独自の様式を持っています。しかし鵜飼舟や漁船をつくる船大工は長良川流域に2人だけ。貴重な技術を次の世代へ継承していかなければなりません。
森林文化アカデミーでは、2人のうち85歳の現役船大工である那須清一さんと、アメリカ人船大工・和船研究者で今年長良川の鵜飼舟づくりに取り組むダグラス・ブルックスさんを招き、和船技術継承を考えるミーティングを行います。お2人のこれまでの活動をお話しいただき、何ができるかを共に考えます。
特に和船をはじめとする伝統技術継承に関心のある方のご参加をお待ちしています。お申込みは以下のフォームからお願いします。
日時:2017年1月30日(月)18:00〜19:30
場所:岐阜県立森林文化アカデミー・図書閲覧室(参加人数により教室が変更になる場合があります)
担当者:久津輪 雅(准教授) mkutsuwa@forest.ac.jp