「広葉樹の森づくり」研修(4回コース)【募集終了しました】
定員を超えましたので、募集を終了いたしました。ご了承ください。【5月31日】
~広葉樹林の管理に必要な知識と施業技術の基礎を身に付けませんか~
岐阜県の森林(民有林)に占める広葉樹林の割合は43%(天然林42.8%、人工林0.2%)で、針葉樹人工林の45%に匹敵する重要な森林資源です。広葉樹林の多くは、現在では特別な管理がされずに放置されていますが、様々な目的に応じて適切に施業することで、その資源価値を高められることがあります。
しかし、広葉樹林の施業技術は十分に認識されていません。広葉樹林施業に携わる林業技術者にとって、その技術を身につけることは喫緊の課題です。
この講座を通して、広葉樹林の管理に必要な知識(技術の基礎となる科学的知見など)と施業技術の基礎(樹種の同定能力や施業・作業の考え方など)を身につけます。
【研修における到達目標】
- 主要な広葉樹種(目標50種以上)の成木・若木・稚樹を、葉・樹皮・冬芽・樹形から同定できる。
- 主要な広葉樹種について、生態的特性と利用特性を説明できる。
- 広葉樹林施業ならではの留意点を説明できる。
- 広葉樹林の現況を把握し、状況を客観的に説明できる。
- 施業の目的(木材生産・水土保全・景観保全など)に対して、現況に応じた適切な目標林型を設定できる。
- 設定した目標に到達させるための施業を提案できる。
- 施業案に沿った具体的な作業方法を、注意点を含めて提示できる。
【講座日程】
第1回
8月23日(木)9:00~16:30 講義・実習 森林文化アカデミー(美濃市)
- 広葉樹林の施業技術(室内講義)
- 森林の生態学的な見方(現地講義・実習)
- 暖温帯における広葉樹の同定(実習)
第2回
9月21日(金)10:00~16:00 実習 荘川広葉樹総合試験林(高山市荘川町六厩)
- 森林の生態学的な見方(実習)
- 広葉樹林の施業技術(現地講義)
- 冷温帯における広葉樹の同定(実習)
第3回
10月17日(水)10:00~16:00 実習 場所未定
- 森林の生態学的な見方(実習)
- 広葉樹林の施業技術(実習)
第4回
12月11日(火)10:00~16:00 実習 場所未定
- 森林の生態学的な見方(実習)
- 広葉樹林の施業技術(実習)
- 落葉期における落葉広葉樹の同定(実習)
◆募集対象、定員
広葉樹の森づくりに関する知識の習得に意欲のある森林施業関係者(行政機関の熟練者を含む)
定員:10名を予定
◆申込み締切日
2018年7月20日、定員になり次第締め切りますのでご注意ください。
◆参加費
無料
◆持ち物
樹木図鑑(「樹木の葉」など)、昼食、筆記用具、着替え、保険証、広葉樹林を調査できる服装、雨具など
◆会場
第1回会場は岐阜県立森林文化アカデミー(美濃市曽代88番地)
テクニカルセンターA棟・多目的研修室A &演習林で開催します。
◆主催
岐阜県立森林文化アカデミー
◆研修講師
横井秀一(岐阜県立森林文化アカデミー 教授)
大洞智宏(岐阜県森林研究所 専門研究員)
◆問い合わせ窓口
岐阜県立森林文化アカデミー 0575-35-2535 谷口
◆お申込み先
お申込みフォームはこちら ※募集終了となりました。