自力建設:上棟式を行いました
クリエーター科1年生の八代です。
今年の自力建設「Oasis(オアシス)」、先日9月30日、無事に上棟式を執り行いました。
当日も建て方は継続中。それまでに屋根下の架構が出来てきたため、垂木をかける加工を行っていきます。屋根面が水平になるように、慎重に調整しながら梁を刻んでいきます。
垂木がかかったら、小さい方の屋根をつくっていきました。吉野先生の「木質建材をつくる」で作製した集成材のパネルをつけていきます。
下から見上げるとこんな感じです。
木目がとってもきれいです。狙い通り、葉っぱに見えるでしょうか・・?
作業中、その日夕方に行われる上棟式に向けて、菓子撒きをするためのお菓子や、餅つきの準備をしてくれるメンバー。今年の建築は2人だけのため、こうした皆さんの支えがあっていろいろなことが成り立っていきます。感謝です。
大きい屋根を除いて完成し、あとはいよいよ上棟式の開始を待つばかり。先生方や事務局の方、学生さんを含め、森のようちえんのお母さんや子どもたち、本当にたくさんの方が集まってくださいました。
資料をもとに建物のコンセプトや大事にした点をお伝えします。
川尻先生、ナバさん、八代でそれぞれの柱にお祈りしていきます。子どもたちも興味津々。一緒にお祈りしてくれました。
八代により祝詞奏上をさせていただきました。後ろに一緒に立ってくれている子どもたちが可愛いです。
川尻先生、おもに基礎工事を含め作業全般において指導いただいている田口さん、大工合宿・建て方でお世話になった大工の鈴木さんより言葉をいただきました。
特に私は大工合宿初日から鈴木さんに指導いただき、毎回「違うやら~」「逆!」など注意を受け、最初の頃はずっと恐かったです。でも本当は優しく、至らぬ私たちにいつも真摯に向き合ってくださいました。この場で初めてあたたかい言葉をかけてくださり、急に込み上げてきてしまいました。
入学してすぐに始まった自力建設。建築を初めて学ぶ私にとって右も左も分からない状態から怒涛のように日々が過ぎました。作業はまだまだこれからですが、これまでの辛かったことを思い出したり、ひとまずは建物が建った安心感、それでもうまくはいかなかった自分の不甲斐なさ…などいろんな感情が駆け巡りました。
最後にみんなで集合写真を撮り、お菓子撒きをしました。屋根に上って何かを投げるなんて初めての経験でした。楽しそうにお菓子をキャッチしたり拾っている子どもたちの笑顔が印象的でした。
自力建設はまだまだ続きます。情熱を持ち続けて多くの人のための場所がつくれるよう、引き続きがんばります。
当日はお忙しい中上棟式に来てくださった皆さま、あらためてありがとうございました。
報告:八代麻衣(クリエーター科1年生)